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京都で半世紀以上にわたって映画キャリアを積み重ねてきた中島貞夫監督。
その中島監督が、京都で制作された時代劇(ちゃんばら)を、映画人として内部から考察。
時代劇が作られた背景、ちゃんばらに込められた日本人の死生観など、ストーリーを追うだけでは見えてこないちゃんばら映画の魅力について、殺陣師、俳優、映画研究家、評論家など映画有識者の方々へ中島監督がインタビュー。日本が誇る芸術文化としての側面を浮かび上がらせるドキュメンタリーパートと、中島監督の指導のもと、俳優 木村彰吾、山本千尋、東映剣会らが出演するオリジナルのちゃんばらシーンを、メイキングシーンと共に紹介、いかにして、ちゃんばらシーンが作り上げられていくかを追うとともに、ラストは完成された本編で締めくくる。
1934年8月8日、千葉県東金市生まれ。都立日比谷高校時代は野球選手として活躍する。東京大学文学部美学美術史科入学(55)。倉本聰らと「ギリシャ悲劇研究会」を結成し、日比谷野外公会堂公演での演出を担当する。卒業と同時に東映入社(59)。入社時に「おまえ、ギリ研か。ギリシャは古典、古典は時代劇や」といわれ、京都撮影所配属となる。『くノ一忍法』で監督デビュー(64)。京都市民映画祭新人監督賞受賞(65)。67年よりフリー。やくざ、風俗、任侠、時代劇、文芸もの、喜劇等々、作品は多種多様。代表作は『893愚連隊』、「まむしの兄弟」シリーズ、『木枯し紋次郎』、「日本の首領」三部作、『真田幸村の謀略』、『序の舞』(インド国際映画祭監督賞受賞)、『女帝 春日局』『極道の妻たち』シリーズなど。大部屋俳優からスターを輩出し、若手スタッフ指導に尽力するなど、後進に希望を与え続ける。京都市文化功労賞(01)、京都府文化功労賞(02)、牧野省三賞(06)、映画の日特別功労賞(15)ほか受賞歴も多い。
時代劇が好きだ。忘れていた日本人の資質・仁・義・礼といった精神、情深さ、美意識等々、今や幻のような美点を思い出させてくれるから。
この映画は、胸を躍らせ、手に汗握りながら見た「ちゃんばら」の一挙手一投足にこめられた、演じる側、録る側の緻密な計算と情熱、そして斬られる側の知られざる研鑚と努力が生き生きと伝わってくる。謡にのせた「殺陣田村」の美しさ。このところ、思わぬ世界の荒波にもまれ、たゆたうばかりの日本と日本人が、こんな清冽な魂と死生観を持っていた事に、背中をどん、と叩かれた想いである。
殺陣のシーンで、俳優が要求されるのは「事故、怪我のないように正確に動け」と「形だけで動くな、殺陣とは激しい感情の表れである」の矛盾した2点である。
しかし、内緒だが、カメラの前にいる私たちが考えてる事は「今、自分は美しいか?」である。
「美しく斬れるか、美しく斬られたか、そして美しく生きれるか」を考えている。
なぜそうなのか、その秘密を解く鍵はこの映画の中にある。
エリア | 都道府県 | 劇場 | 前売り券 | 上映日 |
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北海道 | 北海道 | ディノスシネマズ札幌劇場 | ● | 2017年1月7日(土) |
関東 | 東京 | 有楽町スバル座 | ● | 12月3日(土) |
中部 | 愛知 | イオンシネマ名古屋茶屋 | 12月3日(土) | |
関西 | 京都 | イオンシネマ京都桂川 | 12月3日(土) | |
大阪 | テアトル梅田 | ● | 2017年1月7日(土) | |
九州 | 福岡 | イオンシネマ福岡 | 12月3日(土) |
※劇場情報は順次更新いたします。